『その向こうの向こう側 05』(渡辺祥智)

途中抜かしてたから、筋を完全に覚えていない。"願いを叶える花"ことアマランザインのキアラとファンタジー世界オーリオールで旅を続ける、現実から迷い込んだ九堂二葉(フタバ)、で良かったかな?
呪われた双子の王子ヴィリッドとヴィリッドの対決と顛末は、まあこうなるだろうと。対決は避けられても、どちらか一方が死ぬという結果は変わらず。さて願い事をどうすべきか、また難しくなって。「向こうの向こう側」という意味も明らかになりましたし、そろそろ終盤か。ラストで、ほんのささやかな願いしか叶えられない"幾千の花"(ミルフィオリ)の一つが、儚く散っていく様子が詩的でした。