落ち込み気味

ああ、思ったより悪かったな……。いや、もう手を離れた件なんですが。漠然とした予感はあったけども、具体的な結論として突きつけられてみると。しかも、私のところに問題が回ってくる前に、すべては数ヶ月も前に決定していたに違いなく、既に事態を変えようもなかったのは理解できるんです。私は明らかにしただけ。蓋を取り去って、収まる所に収めただけ。終点に至るまでの二、三日の遅い早いは全く意味を持たなかった。結果的にはそういうこと。なのに、この悔しさは何だろうか。もっと出来た事があったんじゃないか、と考えてしまう。


そんな思いも、新しい患者さんが来れば、そちらに気を取られて過ぎ去っていく。慣れていく。……慣れていくしかないんだろう。