コードギアス第12話『キョウトからの使者』

脚本に狂いなし。リアル正義の味方を実践したケースを見事に提示している。シャーリーの父に代表される犠牲は、正義の結果というより、軍事行動に伴う数字だが。だからといって彼らの顔が消えるわけでもなく、今さら次回予告の独白が実現できるわけでもない。シャーリーの悲しみを飲みこんで、戦いはなおも続く。修羅の道とは、そういう覚悟。会長の言は正しい。「変わらないものなど、どこにもない」のだ。さて、真面目な話はここまで。
裏の勢力や新キャラが出現し、深みが増してきました。シャーリーの立場にＣ.Ｃ.が。彼女も誰かに監視されてる？　カレンが一途ですね〜。ニーナ……。ナナリーを出してリミットを提示、最終目標を再確認、と。Ｃ.Ｃ.のツンデレ再び。スザクの伏線をつなぎ、正義についての恥ずかしい議論未遂。特務側への輻射波動バレ。そして、キョウト代表との折衝と、皮肉なラストシーン。いやはや、ますます続きが楽しみだね。

あ、そうそう。オレンジ君は死んだ事にされてましたとさ。