ヨコハマ買出し紀行(13)

ヨコハマ買い出し紀行 13 (アフタヌーンKC)

ヨコハマ買い出し紀行 13 (アフタヌーンKC)

これも最終14巻の一個手前。カフェ・アルファは今日も変わらずのんびり。マッキちゃんもアルファにならってウェイトレスなど始めています。初々しい。ココネが御泊りに来て野外で流星雨を見たり、おじさんと月の輪を見たり。カフェは既に波打ち際となっており、いずれ海に消え行く未来が暗示されています。それでも、風景は人々は変わることなく。
「おじさん 私が見ていることって…本当のことですよね」
「あー お互い違うもん見えてんかもしんねえけどな」「信じな」
画集SFとも揶揄されるヨコハマですが、この雰囲気だけでも私は良いと思います。『渚にて』に匹敵する黄昏の静けさが心地好い。